ストリートダンスの
ステップを
解説してきましたが
ご苦労さまでした。
ロッキン、
ポッピン、
ブレイキン、
ヒップホップ
ハウスなどの
ジャンルを
中心に
100以上の
ステップを
ご紹介しています。
想像以上に
多くて、
これらのステップを
実際のダンスに
取り入れることが
難しく感じた
かもしれません。
そこで、
これまで
紹介してきた
ステップを
簡単に
活用していく
方法を
最後に少し
お話したいと
思います。
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■4コマ振付(漫画)
作成法
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まずは
「4コマ振付」
作成法
についてです。
これは新聞などに
掲載されている
4コマ漫画
のように
4つのステップを
ただ順番に踊る
といったやり方です。
つまり、これまで
学んできたステップで
特に記憶に
残っているものを
4つ適当に
並べます。
例えば、ロッキンから
作成してみると
1.ダイス
(手首を振る動き)
2.スキューバ
(足を大きく動かす動き)
3.スキーター
(蹴って踏んで蹴って直立)
4.ロック
(鍵をかける動き)
といった感じです。
4つをまとめた
組み合わせを
どんどん増やして
踊れるように
していきます。
これまで
ひとつひとつの
動きを
ステップ名や
用語として
覚えているので
今回のように
自分自身で
振り付けを考える
ときや
ダンススタジオで
ダンス・
インストラクターや
先生の振り付けを
覚える際に
覚えやすくなっている
のではないか
と思います。
私自身そうだった
のですが
ステップを
まったく知らずに
レッスンを
受けたりすると
「右足、左足・・・
次なんだっけ!?」
となりがちに
なります。
しかし、
1つのステップとして
とらえて
振り付けを考えたり
覚えようとすると
全体的に
捉えやすくなるので
あまり混乱せずに
踊ることができると
思います。
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■「起承転結」作成法
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そして、
4コマ漫画のように
ステップを
いくつか並べて
踊ることに
慣れてきたら
実際の
4コマ漫画でも
使われている
ように
「起・承・転・結」
の構成を考えて
ステップを
組んでいきます。
簡単に
説明すると
『起』
→出だしに合うような
ステップ
『承』
→だんだんと盛り上げて
いくようなステップ
『転』
→いちばんの見せ場と
なるようなステップ
『結』
→キメとなるようなステップ
もしくは、ポーズ
といったことを
考えながら
ストーリーを
創るように
ステップを
並べていきます。
先ほどの例で
考えてみると
1.ダイス(起)
2.スキューバ(承)
3.スキーター(転)
4.ロック(結)
といった感じに
なります。
ここまで、
できるようになると
ダンスを知らない
ひとから
「ちょっと踊って
見せてよ!」
といわれたときに
即興
(そっきょう)で
踊りを
見せることができる
ようになる
と思います。
はじめは
短くてよいです。
また短い
振り付けを
用意しておく
ことで
一発芸をする
ときなどに
チャンスを
生かすことが
できます。
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■拡大、
そして複雑化していく
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そして、
その短いステップを
何個も作っていき
ある程度、
たまってきたら
そのうちのひとつを
拡大したり、
他のものと
組み合わせたり
複雑化させて
いきます。
例えば、
1.ダイス、その次に
ダンキャンベルロック(起)
2.スキューバその次に
フィッチウェイ(承)
3.スキーターを右左2回(転)
4.ロック(結)
とステップを
追加したり
右足の
バージョンでの
ステップと
左足の
バージョンでの
ステップも
組み合わせて
つくっていきます。
また、実際に
踊る際に
ここでのポイントと
なるのは
ステップと
ステップの繋ぎ
の部分を
如何(いか)に
自然に見せること
ができるか
という点です。
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■好きな楽曲で
オリジナル
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それが
ある程度できるよう
になったら
自分の踊りたい曲
にあわせて
自分の好きな
ステップの
組み合わせで
踊ってみると
よいと思います。
同じステップでも
楽曲が
異なったりすると
違ったステップに
見えることも
ありますので、
試行錯誤しながら
いろいろと
試してみてください。
まずは
4コマ漫画から
はじめて
少しずつ
拡大していく。
このように
考えれば
長くて複雑だと
思えるような振り付けを
作ることができたり
長いルーティンも
覚えやすく、
そして
踊りやすくなる
と思います。
少し
長くなってしまったかも
しれませんが
これまで覚えた
ステップを
活用できるように
ぜひトライしてみて
ください。